書籍紹介

【SINGLE TASK 】マルチタスクをやめれば仕事も人生も変えられる!

ブライアン・トレーシー氏による著書【SINGLE TASK 一点集中術】を読んでみたのですが、有益な情報がたくさんありました。
仕事や勉強を頑張りたい!と思っている人は必読だと思います。

本書のなかで個人的に有益だと思った箇所は以下の3つです。

  1. 人間の脳はマルチタスクが出来ないようになっている
  2. 現代はシングルタスクに専念できない時代
  3. タイムシフトを活用して人生を有意義に

【SINGLE TASK 一点集中術】の中には、「マルチタスクをやめれば人生が変わる」理由が書かれています。
【人生を変えたい】と思っている人はぜひ手に取ってみてください。

以下には個人的に有益だと感じたポイントをまとめていきます。

人間の脳はマルチタスクが出来ないようになっている

皆さんは無意識のうちにマルチタスクばかりしてませんか??

勉強をしながらYouTubeを開いたり、仕事の資料を作りながらメールをチェックしてしまうことはありませんか?

心当たりがある人はきっと、「時間がないから一度に色々なことをしなきゃ!」と考えてると思います。

仕事や家事、育児をしていると、いくら頑張っても時間は足りませんよね。
だからこそ色々なことを同時にやって、どんどんタスクをこなしていきたい!と考える人は多いでしょう。

でもこの考え方が生産性を下げる要因になっていたのです。

人間はマルチタスクができない

人間はマルチタスクができない構造(脳)になっています。

これを聞くと、「え?何かをしながら何かをするって普通のことじゃない?」と思う人もいるかもしれません。

たしかに私たちは一度に複数のタスク(マルチタスク)をこなすことができるように思えます。
でもそれは勘違いなのです。

あなたができると思っているマルチタスクは、同時にタスクをこなしているのではなく、タスクを切り替えているだけです。

例えばTwitterをいじりながら友人と話している状況を思い浮かべてみましょう。

一見すると、Twitterと会話を同時にこなしている、つまりマルチタスクをしているように思えます。

ですが実際は、「Twitterを操作する」⇆「友人と話す」というタスクを交互に切り替えているだけなのです。
その証拠に、友人と話をしているのにスマホをいじってしまったせいで、「友人が何を言ったのか聞いていなかった」、ということを経験した人は多いはずです。

人間がマルチタスクをできないことは科学的に証明されている

【SINGLE TASK 一点集中術】では複数の文献を紹介しています。
文献をもとにしているのでこの本の内容の信頼性が高いです。
以下に紹介されている文献の例をあげていきます。
*①②には文献のリンクを貼っておきます。

  1. 脳は一度に2つ以上のことに集中することができない
  2. マルチタスクと言われていることは「タスク・スイッチング」にすぎない
  3. マルチタスカーは集中力が低く、生産性も低い

マルチタスクをすることによる弊害

マルチタスクをしていると、どうしても注意散漫になってしまいます。
そのせいで脳は情報を効率良く処理したり、処理した情報を記憶することが難しくなります。
実際、マルチタスクばかりしていると年齢にかかわらず記憶力と理解力が低下するという報告があります。

記憶力と理解力がなければ、情報を正確に把握したり他の状況で応用することができなくります。
資料や本を読んでも頭に入らなかったり、研修会で受けた講義の内容も理解できません。

こんなことになったら仕事や勉強が上手く行くわけないですよね。

現代はシングルタスクに専念できない環境

「マルチタスクばかりしてる自分はバカだ」なんてことは思わないでください。
あなたがマルチタスクばかりしてしまうのは、あなたのせいではありません。

インターネットやSNSが普及した現代は、多くの人にとってマルチタスクをせざるを得ない状況に追い込まれているのです。

シングルタスクができない要因

PCで資料や書類を作っている間にメールやLINEの通知がひっきりなしにきますし、抱えている仕事も複数ありますよね。

インターネットやスマホが普及する前ならば目の前の仕事に集中できたはずです。

おそらくタスクを邪魔されることは電話くらいじゃないでしょうか。
それでも電話をしている途中で、他の仕事の問い合わせを受けることはなかったでしょうから、シングルタスクに専念できていたと思います。

しかし現代の状況はまったく違いますよね。

タスクをしていると、メールなどで問い合わせの連絡がくる。そのメールに返信するために必要な資料を確認して、必要な情報を送り返す。
メールを送りおえて、もとのタスクに戻ろうとしたら「どこまでやったんだっけ?」となってしまう。

仕事だけではありません。勉強も同じです。

がんばって勉強すると疲れてますよね。
そこで「少し休憩するか」と考えたときに、あなたは何をしますか?
おそらく多くの人がスマホを手に取るんじゃないでしょうか。

しかしスマホを手にとれば、LINEやTwitter、その他のアプリからの通知が多く届いているはずです。

そしてスマホをいじっている間に、yahooニュースが気になってアプリを開く。
そうこうしている間に時間は過ぎていって、勉強を再開しようと思って時計をみたらかなり時間が立っていることに気が付く。

こんな経験をしている人は多いんじゃないでしょうか。

スマートフォン、インターネット、SNSが発展した現代はシングルタスクに集中することが難しい時代なのです。

シングルタスクに集中する一点集中術

ではシングルタスクに集中するためにはどうしたらいいのか?
その方法は以下の3つです。

  1. メモを有効に活用する
  2. スマートフォンを分離する
  3. タイムスケジュールを立てる

メモを有効に活用する

何かを作業しているときに、ふと新しいアイデアや覚えておかなければいけないことが思いつくことが誰でもありますよね?

そのときに「マルチタスクはダメだ!」と思って、あとで処理しようとすると忘れてしまう危険性が高まります。

じゃあどうすればいいのか、というと紙のメモを活用することがオススメです。

【SINGLE TASK 一点集中術】には、メモをする方法にスマホを使用しても良いと書いてあるのですが、個人的にはオススメできません。
スマホを手にとってしまえばSNSやメールの通知などが気になってしまう可能性があるからです。

だから個人的にはスマホよりも付箋やメモ帳などの紙媒体を使う方がいいのではないかと思っています。
そうすれば他のことに気を取られることもなく、シングルタスクに集中することができるので。

スマホ断捨離

やはりシングルタスクに集中できない1番の要因はスマートフォンです。

だから何らかのタスクを行っているときには【機能的】もしくは【物理的】にスマートフォンから距離を置くことが大切です。

【機能的】にというのはメールやSNSの通知を切る、もしくはスマートフォンの電源を切るということです。
こうしておけばスマートフォンが気になることはなくなるでしょう。

【物理的】にというのはその言葉どおり、自分からスマートフォンを遠ざけるということです。
自分がタスクをしている部屋とは別の部屋にスマートフォンを置いておけば気をそがれることもありません。

ちなみにぼくは物理的にスマートフォンを遠ざけています。
ぼくはスマホ中毒に近い状態だったと思いますが、いまはスマートフォンを気にすることなくタスクに集中できています。

タイムスケジュールを立てる

少し面倒ですが、これをやるだけで1日の充実度が大きく変わります。

それは何かというと、仕事・勉強に取り掛かる前に自分がすべきタスクに優先順位をつけることです。
時間自体は3~5分程度でオッケーです。このことをしておくだけで1日の時間を有効に使うことができるようになります。

優先順位をつけるときに気をつけるポイントがあります。
優先度が高い、もしくは「できればやりたくないようなタスク」を午前中に持ってくる、ということです。

朝は集中力と意思力がもっとも高い時間帯ですし、嫌なタスクをあとまわしにすることのメリットはありません。
もっとも頭が働く時間帯に重要なタスクをこなし、午後の時間を有効に活用しましょう。

タイムシフトを活用して人生を有意義に

あなたは自分のことを「忙しい」と感じていますか?
もし「忙しい」と感じているとして、そのことを不快に思っていますか?

普通に考えたら「忙しい」ことを不快に感じるというのは当たり前のですよ。
でも意外にもそうじゃないみたいです。

実は、「忙しい」と感じることは【自分は重要な人間である】という認識を強める効果があるのです。

それによってワーカホリックという異常な状態が、むしろ常識になっています。
「仕事で疲れるから休日は家でゆっくり過ごそう」と考えてしまう人は典型的なワーカホリックの状態でしょう。

テクノロジーが発展したことで、どこでも仕事ができるようになり、メールやLINEで常に連絡が取れるようになりました。

本来であればテクノロジーの発展は、人間の時間の節約になるはずなのに、実際は人間を忙しくさせています。

この解決策として本書で提案されているのが【タイムシフト】という時間管理法です。

【タイムシフト】とは簡単に言えば「生産性の高い時間とリラックスする時間を交互に取る」ということです。

長い時間集中し続けるよりも、定期的に休憩をはさみながらエネルギーを充電することで生産性はあがります。

長い時間座りながらPCで作業をしているなら、10分間の休憩時間を取って立ち上がったり、軽く歩いた方が集中力が持続しやすいです。

上記の例は仕事場面ですが、【タイムシフト】は日常生活にも取り入れられます。

【タイムシフト】を日常生活に取り入れる方法は以下のとおりです。

  1. 24時間デジタルデバイス機器の電源をoffにする
  2. 映画館やジム、美術館に行って強制的に「没頭させられる行為」をする
  3. 意識的にスローな活動(ゆっくりと読書を読むなど)をする時間を取る

このような方法を取ることでマルチタスクから解放されます。

①のスマホに関してはこれまでも解説してきましたね。

②は、スマホの通知や仕事の連絡、次々に思い浮かぶToDoリストから開放されるためです。
アートや運動に専念すれば【マインドフルネス】の状態になって、余計なことを考えずにすみます。
このことは多くのストレスから開放されることになります。

③は【スロー・リーディング・クラブ】という活動からきてい流そうです。
【スロー・リーディング・クラブ】はその名の通り、【ゆっくり読書をするクラブ】です。
このクラブ活動中はスマホの電源を切り、完全に読書に集中しなければいけないという決まりがあります。

「ゆっくり読書することに、なんの意味があるの?」と思うかもしれませんが、【スロー・リーディング・クラブ】の活動は科学的にも効果が実証されています。

ゆっくりと読書をすることで、【快感】【共感力】【集中力】【ストレス低減】という効果が得られるようです。

これは何も読書だけではありません。

あなたは普段から【無駄な時間をなくそう】と常にテキパキ動いていませんか?

この【無駄な時間をなくそう】と考えて行動することこそが、反対に生産性を下げる要因になっているのです。

生産性を上げて、人生を有意義にするためにも、意識的にゆっくりと活動する時間を作ることは大事です。

もし心当たりがあるのであれば、1日30分だけ時間をとって読書してみてはいかがでしょうか。
もちろんスマホとPCの電源は切ってくださいね。

まとめ

マルチタスクは誰でもしていることだと思います。
がんばっていたことが実は逆効果だったなんて衝撃的なことでした。

でもマルチタスクをやめてしまえば、多くのことを良くできることがわかったのは収穫でした。
それに本書で提案されている方法はどれも【環境を変える】ものなので、自分の意思力は関係ないこともよかったです。

自分を変えるのは大変ですけど、環境を変えるのは簡単です。
少しずぼく自身の環境を変えて、人生を有意義なものにしたいと感じました。

今回のブログで紹介した内容は一部のものです。
気になる方は手にとって見てください。もっといい情報が見つかるかもしれません。